夢流し

辺りはあまりに静かでも、頭の中はどんちゃん騒ぎ。京都の地に独り暮らし、苦節の学部生生活を送る京都大学生のブログ。文化、言語、娯楽、心理、生活等に関して、大学における教養科目の講義で得た知識を再解釈および適用し、その知を広く社会に還元することを目指す。

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

恋愛・性愛について考えるために私が読んだ本

宮台真司『「絶望の時代」の希望の恋愛学』を先日読み終わった。長期的な愛情関係を取り結ぶまでもなく、その瞬間の交換不可能性 のうちに「瞬間恋愛」は可能であるというナンパ論は、愛についてこれまで自己省察してきた持論がまさしく自己の域を出ていない…

「男女が制服を交換し、男女の価値観について見つめ直す授業」に対する批判

男女が制服交換し一日を…山梨の高校で試み男女制服交換:299人がチャレンジ 山梨の高校で高校生が男女で制服交換 「らしさ」見つめる試み 山梨 山梨県の県立富士北陵高校で、有志生徒が男女で学校制服を交換して一日を過ごす試みがなされた。"sex"と"excha…

荻上チキ『彼女たちの売春(ワリキリ) 社会からの斥力、出会い系の引力』、扶桑社、2012年

荻上チキ『彼女たちの売春(ワリキリ) 社会からの斥力、出会い系の引力』(扶桑社、2012年)を読了した。 本書に至る契機 この本を読むに至るまでには一つの筋道がある。そもそもの始めより、若者の性にまつわる文化には大変興味があった。宮台真司『制服少…