夢流し

辺りはあまりに静かでも、頭の中はどんちゃん騒ぎ。京都の地に独り暮らし、苦節の学部生生活を送る京都大学生のブログ。文化、言語、娯楽、心理、生活等に関して、大学における教養科目の講義で得た知識を再解釈および適用し、その知を広く社会に還元することを目指す。

自閉症気味?

この前「自分の脳は女寄りらしい」というようなことを書きましたが、どうやらそれも覆されてしまったようです。
その時と同じ性差の講義で、今回は自閉症児を取り扱ったものでしたが、それに関して共感指数(EQ)やシステム化指数(SQ)について取り上げられていました。そのパーソナリティは男性的知能が極端に表れたものである自閉症においては、前者が低く、後者が高くなるということです。自分は確かに文字や数字の並びに関心を持ったり、特定の物事に強いこだわりを持ったりということが子供のころからあったのですけれど、数学や物理学は目立って苦手だし、人の心はむしろ痛いほどわかるような人間だと思っていたので、高機能発達障害、とりわけアスペルガーのようなものでは決してないだろうと思っていたのですが、今回講義で取り上げられていた「目から心理状況を読み取るテスト」というもので、顕著な結果が出てしまいました。40足らずの問題で、日本人男子学生の平均点は27.3点、女子の場合は28.6点であり、英国の自閉症患者の平均点は21.9点にまで下がるということですが、自分は20点と判断の付かなかった1問分しか取れませんでした。平均的な自閉症患者より人の心が読めないということですね…。この結果は私にとって本当に衝撃的でした。確かに、私は中学生以来対人恐怖症に近い症状にしばらく苦労し、高校生も後半くらいからは独自の個性を確立したように見せかけることで立場を保っていましたが人との深い関係はないく、大学生の今に至っては大学に一人も友人がいないという状況ですから、コミュニケーション力はまずないですけど、それは人の心がわかりすぎるからとばかり思っていたのに、まさかこれほどとは…。ところでこのEQの最も高い職種が保育士で、逆に最も低い職種が教師だそうです。やっぱり向いてるのかな教師…。
この結果によると自分はむしろ極めて男性的な脳であるということになります。でも数理は本当に苦手です。おかしいですね。
この状態を無理やり解釈するならば、もともと女性的であった脳が、第二次性徴によりむしろ男性よりの傾向を帯びた、ということでしょうか、それなら今の心的状況とそれに対する違和感にも納得できます。心身ともにだいぶガタが来てますね。悪い意味での天才は辛い。